当院では、便秘と痔のご相談を随時行っています。

便秘でお困りの方や、排便時おしりが痛む方、出血をする方はご相談ください。まずはスムースな排便と肛門の炎症を抑える投薬での加療を行います。外来での痔の手術も可能です（手術は診察後予約が必要です）。


当院では外来にて痔を処置します。
～痔の種類と治療法～

1.【内痔核】…… 肛門の内側（歯状線より内側）にできる、血管が膨らんだ状態です。排便時の出血や、痔核が肛門の外側に出てくることがありますが、痛みを感じることはあまりありません。

内痔の療法　切除後の痛みをほとんど残さない日帰りでの加療が可能です。治療時間も１０分ほどで、術後の安静は1日とれば十分です。通院は2～3週間隔で平均3～4回で終了いたします。

2.【外痔核】…… 肛門の外側で血豆（血栓）を伴って痔核ができる状態です。皮下の内出血が小豆~大豆大に膨らみ、痛みを伴うことが多いです。

※ 肛門周囲膿瘍、痔ろう : 直腸とお尻の皮膚の間に膿がたまり、そのまま袋状にたまったものが肛門周囲膿瘍です。その病状が進行し、袋が管状になって皮膚側まで抜けて道ができた状態が痔ろうです。肛門周囲が赤く腫れて痛みます。発熱を伴うこともあります。

外痔の治療　内服薬や軟膏を使用して炎症を改善したのちに、日帰りにて切除すると短期間で軽快することが多いです。術後の安静は1日とれば十分です。

※ 肛門周囲膿瘍、痔ろうの治療 : 切開して膿を出す簡単な手術で治る患者さんもいらっしゃいます。重症痔ろうの根治には個別にご相談承ります。

3.【裂孔】…… 便秘による固い便や下痢で何度も排便したことが原因で肛門が切れたり、裂けてしまった状態です（切れ痔）。排便時に痛みを伴い、紙につく程度ですが出血することがあります。

裂孔の治療　手術をすることはあまりなく、内服薬や軟膏で治る患者さんがほとんどです。